脊柱管狭窄症の場合では、どのような治療が行われるのか?
今回は、脊柱管狭窄症の治療について詳しく解説していますので、
ご覧ください。
脊柱管狭窄症の治療法について!
50歳代を過ぎた頃から増え始める腰痛の原因には、
「脊柱管狭窄症」
があります。
この「脊柱管」とは神経の通り道のことなのですが、
その箇所が何らかの原因により狭くなると神経が圧迫されてしまい、
痛みや痺れの症状が発生するのです。
そして、このような状態の腰痛を、脊柱管狭窄症と言います。
病院で脊柱管狭窄症と診断されると、排泄障害や歩行障害等になったり、
日常生活も困難になるほど進んだ症状以外の場合には、先ず痛みやしびれを
軽減させる保存療法を試みるのが一般的となっています。
先ず、薬物療法ですが、痛みに対して主に非ステロイド性消炎鎮痛薬を
利用したり、痺れに対しては血流を促す為に血流改善薬を使うこともあります。
また、血流が良くなると、圧迫されている神経の機能も回復しますので、
症状の悪化を防ぐ役割も果たします。
その他には、貼り薬や塗り薬などを利用する事もあります。
薬物療法でも痛みが取り除けない場合ですと、神経ブロック注射を利用します。
ブロック注射をする事により、神経周囲の炎症を鎮めたり血流を
改善したりする効果があり、症状の軽減に繋がるようです。
やや前かがみの状態で固定されるコルセットを着用すれば、
神経への刺激が抑えられるので、痛みも大分、軽くなるでしょう。
ただ、上記のような保存療法を行っても効果が現れず、痛みや痺れが
悪化しているような場合ですと、手術が勧められる場合もあります。
この脊柱管狭窄症の手術には、脊柱管を形成している脊椎の一部を切除し、
神経が圧迫されている箇所を取り除く除圧術と、腰椎がずれている場合に
その部分を固定する脊椎固定術が代表的です。